第42回:言い訳は誰のため?

 (健康創造研究所HAL 健康コラム 2005年9月6日より)

「間違って逆の電車に乗ってしまったので、遅刻しちゃいました。」
「ギリギリ電車に乗り遅れまして・・・」
「はじめて降りる駅だったので迷子になってしまって・・・」

遅刻をしてしまった時、このような『言い訳』をしがちです。
けれど、実際は『時間の余裕をもって行動していなかった』のが原因ですよね。

恋愛の場面でも
「(私に合った)いい男性がいないのよね。」
「出会いがない!出会いさえあれば・・・」
これも『言い訳』ですよね?
だって、前者は自分のことはさておき「男性のせい」にしていますし、
後者も「出会い」の場に行かない自分のことは横に置いて、
「出会い」のせいにしています。

これらの『言い訳』に共通しているコトは何だと思いますか?
それは「自分のせいではない。他の何かのせいなんだ。」という
自分への保身の心の動きです。
つまり相手への謝罪ではなく、『自分のため』にしているのです。

そして『自分のため』に『言い訳』しているうちは
実は自分が<損>をしてしまっています。

改善すべき点に目をつぶったままなので、より良くなるための
重要なポイント『自分の責任だ』という心の自立ができず、
自分が成長する機会を自ら手放しているからです。

最近つい口にしてしまった『言い訳』はありますか?
そしてその『言い訳』はどんな内容でしたか?

それを振り返り、自分が『言い訳』してしまってる心の声は何か?
どういう心の姿勢を持てば『言い訳』ではなく、自分に起こることは
すべて自分次第、自分の責任だと思えるようになるか?

そんな問いかけを自分にしてみてはいかがでしょう?
きっと、そこから皆さんの転機が訪れますよ(^^)

 《まとめ》
言い訳は「やらない」自分のため、責任ある姿勢は「やる」自分のため