第10回:褒められたら”ありがとう”

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年1月25日より)

Aさん『今日はなんだかイキイキして見えますね~!』
Bさん『そうですか?べつに何もないですよ。』

Aさん『・・・。その洋服がBさんに似合ってるからでしょうかね!』
Bさん『いえいえ、そんなことないです。』

Aさん『・・・・・・。品質も良さそうですし、品定めが上手ですね!』
Bさん『けど、単なる安物ですよ。』

Aさんは、Bさんのイイところに気付き、一生懸命に褒めていますが、
Bさんは「べつに」「いえいえ」「けど」と『逆接』ばっかり口にします。
これでは、Aさんは「褒めて損したなぁ…」と思ってしまいますよね。

日本では『謙そん』や『一歩引いた態度』が美徳とされてきました。
「これ、つまらない物ですが」
「いえいえ、大した事ありません」
そんなコトバ達が体にしみついてしまい、反射的に口にしていませんか?

褒められた時に、素直に喜び、笑顔で振る舞っていたとしても
「そんなことナイですよ~」と口にしただけで、自分の潜在意識は
『私はソンナコトナイ、ソンナコトナイ、ソンナコトナイ…』
と認識してしまうのです。

すると『ソンナコトナイ』自分に近付いてしまうのです(>_<)
恐いですね~。

そこで!
今日からは、褒められたら『ありがとう♪』と言ってみましょう!
もし反射的に「いえいえ」と口にしてしまっても、
後から訂正して『ありがとう♪』と言い直せばいいのです~。

そうすれば、どんどん自分の潜在意識は『肯定的』に動きだすので
自分の輝きが増し、ハッピーも増えちゃいます。
同時に『ありがとう♪』と言われた相手も
「イイところをちゃんと褒めて良かった~」とハッピーな気分になれます!

染み付いた習慣を直すのは大変ですが、少しずつ、少しずつ
『ありがとう♪』を口癖にしちゃいましょうね(^-^)v

 《まとめ》練習次第であなたも『ありがとう』のプロ!

第9回:Give & Take より Giveリレー

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年1月18日より)

学生の頃、社会人をやっている先輩と食事をしました。
その時、私は自分のお代を払おうとしましたが、先輩に制止されたのです。

『君が社会人になった時、学生の後輩に御馳走してあげてくれればイイから』

その時の事が印象的で、自分が社会人になってからは、 学生さんや後輩には
なるべく御馳走したり、多く払ったりするよう心掛けてきました。

当時の私のように「払います」という後輩には、
『君が社会人になった時、学生の後輩に御馳走してあげてくれればイイから』
と、同じ言葉を贈りながら…。

こういった背景もキッカケとなり、
今の私は『give & take』より『giveリレー』を意識しています!

<ポイント1>
『give』されたコトには『ありがとう!』と心から感謝し、快く受け取る!
『受け取るコト』に罪悪感を感じてしまう人は『受取り上手』になってみて♪
心から喜んで受け取ってもらえれば、贈った人だって気分イイですしね☆

<ポイント2>
そして、次の人に『give』を贈る!
最初にgiveしてくれた人も、自分の『give』が→次の人に『give』と
バトンタッチされていたら、きっと嬉しいですよね。

『give & take』は
give→
←take

『giveリレー』は
give→ give→ give→ give→ give→ give→ give→ give→ …

図式化すると広がりが見えて、面白いですね~。
これを見ると、回り回ってgiveが自分に帰って来そうに思えませんか♪

最近は、私が色んな人のお陰で学んだ経験値を後輩に『give』してます。
私の『give』が、後輩が抱えている課題を乗り越えるヒントとなり、
そしてその後輩から次ぎの後輩へ『give』していってもらえたら・・・

同じ悩みを持つ子が減り、笑顔の人が増えると思いませんか!

そして、1人が2人に『give』して、2人が更に2人に『give』していったら
『Giveリレー』の輪で世界中がハッピーで被われますね!素敵です!

 《まとめ》giveリレー=心のバケツリレー

第8回:信用される人 VS 信頼される人

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年1月11日より)

ある奥さん2人が言いました。

Aさん『私、旦那のこと信用しているわ。』

Bさん『私、旦那のこと信頼しているわ。』

どちらの御夫婦の方が、深い絆があるように聞こえますか?
Bさんの方が、より良い関係を築けている印象がありますよね?

『信用』は「信じて用いる」と書きます。
『信頼』は「信じて頼る」と書きます。

前者は、何か一線をもって信じている感じがしますが、
後者は信じて寄り添い合っている印象、無条件で信じている尊敬の念、
そして暖かみすら覚えます。

Bさんは、きっと旦那さんを心底『尊敬』し『信頼』に
至っているのでしょうね。

「信頼してる」>「信用してる」>「信用しよう」
と、心の信じる度合いが下がってくると悲しい気分になりませんか?
やはり、良好な関係には『信じる度合い』の強さが大事ですね。

また、相手の価値観や人間性を認め信頼するには、
自分という人間を認め、自分を信頼することも不可欠です。

自分の軸を持ち、相互に尊敬しあい、仕事・恋愛・家族関係でも、
素敵な『信頼の華』を描いていきたいですね!

 《まとめ》信頼とは、信じる頁(ページ)を束ねた 頑丈な関係

第7回:メッセージは2重構造

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年1月7日より)

「ムカムカ」「モヤモヤ」と感じるメッセージや発言をもらった時、
皆さんはどうしていますか?

A:「なにさ!」と意義を唱えに反撃にでる
B:「あなたが間違ってる。私は間違ってない」と無視する
C:「やっぱり自分に非があるから言われるんだ」と自分を責める
D:「○△□☆◇」と上記以外のその他の態度をとる

人それぞれ、いろんな感情の動きがあると思います。
私の場合は、心の中でAとBとCを行ったり来たりすることが多いのですが、
メッセージは『伝えたいコト』に『感情』がのった二重構造でやってくる
と知ってから、「ムカムカ」「モヤモヤ」の処理がだいぶ楽になりました!

<苦味を旨くする メッセージの調理法>

1)まずは一旦停止!深呼吸をして冷静に

2)次に、もらったメッセージを
『相手が伝えたかったコト』と『相手の感情』の2つに分解

3)『相手の感情』がどういう心理から来ているか分析
↑これが自分がムカムカを感じた根源

4)『相手の感情』をひとまず横に置き、怒りを排除

5)『相手が伝えたかったコト』の中の正しいコトをみつけて受け入れる
↑感情が同時に乗っかってきているので、見逃したり無視し易い

6)相手の『性格』や『相手の感情』の状態に合わせて、
「ありがとう」と伝えて丸く収める、一時対応を保留する、
「負けた振り」して相手にその場をゆずり以後の攻撃を避ける
・・・等、コミュニケーションの仕方を調整

「伝えたいコト」が正しくても、乗ってきている「感情」が、
構って!気にして!嫉妬!負けたくない!コンプレックスに触れないで!
などの場合、嫌味や攻撃として受け手に届くことも多いですね。

でも、相手の「伝えたいコト」も見逃さず、「感情」も上手に受け取れると
自分の器も広がってコミュニケーション上手になれますよ☆

逆に、自分がメッセージを発信したくなった時、
それが『自分のエゴ』から来ているのか『その人のためを思って』なのかを
一瞬「心」に聞くようにし、「伝えたいコト」に余計なコロモをつけずに、
伝わり易い言葉にできるように意識したいですね。

ん~、コミュニケーションって難しい!!私も日々試行錯誤です(^^;

 《まとめ》メッセージ 調理次第で 苦味も旨っ♪