第32回:心の視線は加算式で!

 (健康創造研究所HAL 健康コラム 2005年6月28日より)

心の視線は人によって
「上」を向いていたり、「下」を向いていたりします。

また、その時の気分によっても、「上」「下」と揺れ動く場合もあります。

心の視線が「下」を向いている時に起こりがちなのが、
目の前で起きたコトや、目の前の人の評価を

『減点方式』でチェックしちゃうというパターンです。

「~~してくれなかった」
「彼ったら、私の気持ちを分かってくれない」
「あの人のこういう部分が嫌いなのよね」
「うちの子は勉強できなくて困るわ」
…etc

無意識のうちに最初につけた高得点(100点や90点)から
マイナス10点、マイナス20点・・・と減点していき、
最後には「あ~、もうダメ。期待できないわ。却下。」
と、見切ってしまうのです。

でも、ちょっと待ってね。
周囲に『期待』し過ぎていませんか?

相手だって、目に見えない心の視線に気付きます。
「あぁ、自分はマイナス面ばかり見られてる・・・」と、気分は良くないです。

もし自分にそういう癖があるかも・・・と思った方、
悪い所をガンガン見つけるよりも、
良い所を気持ちよく見つけて『加算方式』をとってみてはいかがでしょう?

「自分でも気付かなかった面を見つけてもらえた!」
「自分の良さを引き延ばしてもらえた!」

相手だって、こんな風に感じさせてくれる
心の視線が『加算方式』の人にグングン惹かれること間違いなし♪

「塵も積もれば山となる」と言いますし、
どんなコトでも良いところを見つけ、
1ミリでも「加算」貯金をし続けてみましょう!

 《まとめ》加算式は応用力大!子育てにも恋愛にもお薦めです☆

第31回:心が風邪をひいてしまったら?

 (健康創造研究所HAL 健康コラム 2005年6月21日より)

『心の風邪』なんて、自分には関係ないって思っていませんか?
もしくは、『心の風邪』なんて弱い人がなるものだと思っていませんか?

『心の風邪』は、自分も周囲も気付き難いという特徴があります。
また、どんな強そうに見える人でも、誰でもなる可能性があるものなのです。

そして悲しいことに、当人が『心の風邪』に気付かず、
治すどころか、さらに無理を重ねて悪化させてしまい易いものでもあります。

もし、以下のような症状が出ていたらイエローカードですよ!
—-
・いつもやらないような変なミスを頻繁に起こす。

・髪を抜いたり、爪をむしったりしてしまう。

・本や文章が読めなくなってしまう。

・電話やメールが鳴るのが恐い。

・わけも分からず忙しく過ごしてしまう。

・頭の中が混線or真っ白になることが多い。
—–

この状態は、あなたの「心のコップ」が常に9割の水(ストレス)で
いっぱいになっていて、少しの負荷(追加のストレス)がかかっただけで、
すぐにジャ~~っと水が溢れてしまう状況です。

もし上記にあてはまるかな?と思ったら、
まずは『コップの水(ストレス)』を減らすことをしてみましょうね!

ストレス原因は、会社ですか? 人間関係? 経済面?
「どれも削れないよ!」という声が聞こえてきそうですが、
大丈夫! 何か1つを捨てたり保留にしても、どうにかなるものです。

ストレスを与えてくる人やモノに、
前もって「お願い!今はSTOP!!」と、伝えておくのも効果的です。

そして、次にあなたが楽しく『楽ちん』でいられるコトをやってみましょう☆
歌? ダンス? ペットとの触れあい? 絵画?

今まで無理をして頑張ってきた自分に、
最高の楽しい時間をプレゼントしてあげちゃいましょ!

『楽』することは悪いコトじゃないんですよ~。
罪悪感は不要ですからね(^^)

そして、最後に重要なポイントを書いておきます。
心の風邪まっ最中の方には「病は気からだよ!」は禁句です。絶対に!

 《まとめ》自分が自分らしく、生き易くいるには『楽』は大切なキーワード♪

第30回:右目で遠くを 左目で足下を見よう!

 (健康創造研究所HAL 健康コラム 2005年6月14日より)

A『忙しい~。スタッフが増えれば楽になるのに・・・』
B『こんな会社では過ごせない。転職したい・・・』
C『仕事の成績を伸ばしたいから、高い層のパイプに繋がっておこう・・・』

そんな声が毎日のように聞こえてきます。
でも、『待った~!!!』

A)
スタッフを増やしても自分の仕事の仕方が今のままでは、
忙しさは変わらず or 今以上に忙しくなってしまいます。

B)
転職しても、今の自分のままではストレスの受け方も変化しません。

C)
高い層と繋がっても、今の自分のままでは彼等に相手にされません。

上記は少し辛口に書いてみました。
なぜなら、私達はついつい目の前のコトに捕われてしまいがちだというコトに
気付いてほしかったからなのです。

ただ目の前の環境を変えても未来に起こるトラブルは同じままなんです。

<左目で足下>
目前のコトだけを見ているというコトは、例えるなら
足下だけを見て歩いていると、未来という行き先が視界に入らず、
進む方向を間違えてしまい欲しい結果を手にいれるコトができません。

<右目で遠く>
逆に遠く(未来)に視線をあわせていると、進むべき全体像が見えるので
方向を見失わないですみます。
ただ、足下にある小石に気付かずつまずいてしまう場合もあります。

ならば、それらを同時に行うのがbestです!

もちろん同時進行は大変だと思いますが、
同時に行うと効率がガンガン上がり、未来の変化が早くなりますよ~。

騙されたと思って今日から
『右目で遠くを 左目で足下を見よう!』を実行してみましょう(^^)

 《まとめ》自分の心の目に『遠近両用 焦点カメラ』をセット!

第29回:自分の価値に気付こう♪

 (健康創造研究所HAL 健康コラム 2005年6月7日より)

『うわぁ~、秘めた力やセンスがあるなぁ~』と感じる方がたくさんいます。

けれど私がその才能に気付いてその魅力を褒めても、
「そんなことないよ…」と否定されてしまいます。

また『あなたの時給はいくら?』と聞くと、
とても低い値段を自分につける方もいます。

それは、当人が『自分の価値』に気付いていないのです。
もっと言えば『自分の価値』を信じていないのです。

人は皆、異なった魅力や才能をもって産まれてきます。
つまり『存在しているアナタそのままで価値がある』のです!

両親という「1人の男性」「1人の女性」が巡り会う確率は?
そして結婚にいたり、そこから問題なくこの世に生を受ける確率は?

十分すごい確率の中で皆さんは存在しているのです。
それだけでも十分価値があると思いませんか?

まずは自分の価値に疑いがあっても『信じてみて』ください。
急に大きく望まなくてもいいです。
少しでも1ミリでも昨日より信じてみてください。

毎日『自分には価値がある』と紙に書いてみるのもいいでしょう。
鏡に向かって唱えてみるのも効果的です。

また恥ずかしくても、友達同士で『素敵だよ!』『価値ある女性だね!』と
言い合う練習をしてみてもいいでしょう。

日本では一歩引く習慣がありますが、自分を褒めることは『恥ずかしいコト』
ではなく『素晴らしいコト』なので、照れずに試してみてくださいね♪

その「はじめの一歩」が未来のあなたに笑顔を贈ってくれますよ(^^)

 《まとめ》自分というダイヤモンドは『信じて』『磨け』ば輝きます!

第28回:失敗を楽しんでみよう!

 (健康創造研究所HAL 健康コラム 2005年5月31日より)

『失敗は成功のもと』

『ピンチはチャンス』

このような言葉は誰しも聞いたことがあると思います。
けれど、自分に当てはめて考えてみる機会は案外少ないですよね?

それはきっと、「失敗しないように、失敗しないように・・・」
と過ごしているからかもしれません。

では『失敗』とは一体なんでしょう?
イケナイことでしょうか?
無能だという烙印でしょうか?

いえいえ、どれも違います。
『失敗』とは『上手くいかない方法をみつけたという成功』
というだけなのです。
もしくは、失敗によりピンチに追い込まれた時こそが
大逆転の『チャンス』という信号であり、『好機』の贈り物なのです。

成功している人ほど、たくさんの失敗を経験しています。
有名な発明家「エジソン」は同時にたくさんの失敗を経験しています。
はじめて飛行機をつくった「ライト兄弟」だって、同じです。

私達は赤ちゃんの頃は何にでも興味を示し、チャレンジしていたはずです。
けれど、成長の過程で親に叱咤された記憶などから
『失敗はいけないもの。怒られる…』
と、無意識のブレーキを身に付けてしまいます。

さぁ、これを機会にブレーキのなかった子供の頃を思い出してみませんか?

『失敗って恐れることないんだ!』
『失敗から何を学べるだろう?』
『次はどんな失敗をバネにしようかな♪』
『失敗からはい上がる際の景色って楽しいな!』

そんな風に楽しんでみると、未来の切符を手にしている確信から、
失敗の最中でも苦しい顔が少しずつ和らいできます。
また今までと視界が変わり、ワクワク度も増してくると思いますよ(^^)

ロバート・H・シュラー氏も
「完全を期して何もしないよりも 何かをするほうがずっと良い」
と言っています。

まずは、行動あるのみです!!

 《まとめ》失敗は『好機』の贈り物! 失敗を楽しめた人が最後に笑う☆

第27回:日記は成長促進剤♪

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年5月24日より)

日記を辞書で調べると
—–
日々の出来事や感想などを一日ごとに日付を添えて、
当日またはそれに近い時点で記した記録。
—–
と、書かれています。
けれど、単なる『記録』ではないのです。
使い方によっては、『成長促進剤』になってしまうのです!

たとえば・・・

自分の日々の記録や、感情の記録を書く事によって、
普段は気付かない自分の癖や、本心、ごちゃごちゃした心が
客観的に見えるようになる。


そして、自分の気持ちが見えるようになってくると、
物事の見え方、捉え方も変化してくる。


すると、仕事、恋愛、家族、人間関係が良好になる。


どんどん成幸(幸せに成る)へ近付く。

そんな流れのような気がします。

つまりは、日記を書くことによって『自分探し』ができるのです!
自分の心の奥を知ること、自分の現在地点を知ることは、
全てにおいてとても重要で、かつ目標達成へのスタート地点にもなります。

また、副効果として『毎日書き続ける』という『続ける』という習慣自体も、
自分の自信を築き上げ、成幸プログラムができあがっていくのです。

もちろん誰しも忙しい世の中ですから、
毎日いろんなコトが起り、1日たりと同じ状況の日はないでしょう。
そんな日々だからこそ、まずは日記をスタートし、
少しずつでも書き続けてみるのをお薦めします!

半年、1年、2年・・・と月日が経った時、
自分の過去の日記を見直すことにより良いヒントに出会えたり、
自分の成長した姿に気付いて、自信が沸いてくることでしょう(^^)

 《まとめ》日記は資金ゼロの優良「成幸プログラム」 

第26回:成幸は、内と外の両方向から種まきを!

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年5月17日より)

成幸の近道って何だと思いますか?
いろんな答えがありますが、特に重要なのは『自分が変わる』コトなんです。

例えば恋愛において
『いつも付き合いが長続きしないよ。遊び人ばかりが近付いてくる…。』
という場合、相手を変えても、いくら出会う環境を変えても、
また似たような男性ばかりとおつき合いをしてしまうのです。

なぜなら、人は自分と似たようなレベルで引き合うからです。
つまり、今の自分では結果は同じ。
よりよい結果のためには、自分が変わらないと物事が好転しないのです。

では『自分が変わる』って具体的にどうしたらいいのでしょうか?

そのコツは『内と外の両方向から種まき』なんです!!

<内側からの変化>
自分の「心」の状態や「考え方」を変えてみます。
生まれてから長いことその体質で過ごしているので、
すぐに大きな変化は起こせないことでしょう。
けれど、根気良く自分と向き合いつづければ
結果として安定した地盤づくりになるのです。

<外側からの変化>
大切なのは中身ですが、人は第一印象で多くを判断します。
ですから『身だしなみ』や『笑顔』『行動パターン』等を
イイものに変えてみます。
もちろん最初は表面だけの努力ですから一時的速効性です。
けれど人は「意識的」にやっていた行動もいずれ「無意識」
に進展するので、いずれ本物の自分になっていきます。

このように、内側と外側からの努力(種まき)を同時に行なうのが
とても効果的なのです!

あなたはどんな成幸をおさめたいですか?
どんな自分に成長したいですか?

『変化』を恐れず、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか(^^)

 《まとめ》内から外へ 外から内へ 成長には同時進行が近道です!

第25回:強い? 弱い?

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年5月10日より)

私が弱っている時に親友が励ましのコトバを贈ってくれました。

—–
人について、強い/弱いと一般的によく使うけれど、

とても曖昧な表現だと思ったりしない?

多分、それにフィットするコトバが日本語に無いのだろうね。

今のオリエちゃんには、『強くなれ』より、

きっと、『元気になあれ☆』だよね!
—–

素敵なメッセージを読みながら、私は目頭が熱くなってしまいました。

なぜなら、普段は「強い/弱いって的確な表現じゃないよな~」って
思っている自分が「この程度で弱るなんて私は弱いよ…もっと強くなれ!」
と、自分にムチをビシバシ打っていたからです。ハッとしました。

『強い/弱い』って本当に曖昧な表現ですよね。

例えば、会社でAさんが上司に嫌な仕事を押し付けられたとしましょう。
その際に真逆の反応をしたとしても、『強い』で表現できてしまうのです。

—–
「嫌な気持ちを自分の中で消化し、その仕事をやり遂げるなんて、強いな~」

「その仕事は引き受けられない!ってハッキリ断れるなんて、強いな~」
—–

ほらね。
「強い/弱い」をモノサシにすると、軸がどこにあるかで変わるでしょ?

たまには立ち止まり、物事を『二極』で見たり、決めつけたりする習慣を
変える機会を設けてみてはいかがでしょうか?

きっと、ビジョンが広がり、新たな「気付き」があると思いますよ☆

 《まとめ》強い/弱いで計るのを止めると、自分にも人にも優しくなれます。

第24回:ご縁があれば上手くいく ご縁がなければそれまでよ

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年5月3日より)

私のまわりでは第2次結婚ピークがきていますが、
みんなを見ていて、『ご縁』の力を感じます。

短いおつき合い期間でも「ご縁」があって、スムーズに結婚が決まった人、
30代半ばまで恋愛に苦戦しつつも、ス~っと結婚に至った人。

それぞれ上手に「ご縁」を感じ、「ご縁」を活かしたのだと思います。

逆に「恋愛が長続きしない」「結婚に至らない」など上手くいかない時にこそ、
この「ご縁」をどう感じ、受け止めるかが人生を楽しむコツなんです。

『ご縁があれば上手くいく ご縁がなければそれまでよ』

この一文を心のどこかに掲げておくだけでいいのです!

もともと「ご縁」が無いものを、自分に無理をさせ、相手にも無理をさせ
一生懸命繋ぎとめたところで、不自然な結果にしかなりません。

それよりも、肩の力を抜いて「自然とくっついちゃう縁」を探したり
大切にした方が、とてもリラックスできてイイ状態になります。

すると、自分の『磁石』能力が高まりますし、
「くっついてくるモノ」を楽しく眺める余裕も出てきます♪

さあ、すべて「ご縁」だと思って、余計な『執着』を捨ててみませんか?

 《まとめ》さよなら「執着」、またきて「ご縁」で好循環!

第23回:高揚感のストレスにご注意を

 (楽天/HAL 健康コラム 2005年4月26日より)

皆さんがストレスを感じるのはどんな時ですか?
仕事が大変な時、人間関係が上手くいかない時、お金が自由にならない時など
「思い通りにならない」状況でストレスを感じることが多いと思います。

けれど、なかなか気付き難い別の『ストレス』があるのです。
例えばこんな時!

A)入学、入社のシーズン
B)引っ越し
C)何かに夢中になっている時

A)B)のような、新しい環境に変わる時はワクワク、ドキドキしますよね?
なんと、楽しい状況下でもその『高揚感』がストレスになってしまう
場合があるのです。

また、C)のように元気にガンガン前進している時は、
夢中になっているので頭や体を休ませてあげるコトを忘れてしまい、
ストレスや疲れに気付けずに過ごしてしまうことがあるのです。

そして、A)~C)共通して陥りやすいパターンは、
山を超えてフッと力を抜いた時に、蓄積した疲労がドドーと表に出てきて
ダウン・・・という具合です。

上記のような経験、皆さんもありませんか?

気分が高まっている時は、まさか自分にストレスがかかっているとは
気付き難いものです。

だからこそ、『高揚感のストレス』が存在することを知っておき、
「ん?もしかして、私疲れたまってるかな?」と
自己チェックをしながら、楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか?

 《まとめ》『高揚感』というジェットコースターに乗り続ければ、ストレスになります。